遠出がしたい、ちゃんとした宿に泊まりたい、ゆっくりしたい、とにかく旅がしたい・・・。この欲求は、年々強くなるばかり。
回数や行く場所は、自分の置かれた立場や状況によって違うけれど、とにかく、いつでもどこかに行きたいんです。
子どもを産んで、初旅行は産後3か月。そのあと生後6か月で仕事に復帰したら、怒涛の毎日と、子ども&自分の体調管理を最優先に考えて、さらに「じいばあたちが会いたいのでは?」と思って帰省を優先していたら、「全然旅行に行けてない!!」とわたしの中で何かが大爆発。
というわけで、生活リズムも整ってきたし、この春以降は、週末遠出&週末旅行に精を出しました。
いつも迷うのが宿決め。やっぱり子連れだと和室がいいんですよね。
温泉だと部屋露天風呂付きがベスト。ただ、(1)高い、(2)子どもお断りのことが多いという理由から、なかなかない。。。
次は貸切風呂。ただ子連れの場合、お風呂に入る時間の制約が大きくて(どうしても入れたい時間帯がある)、規模が大きすぎる旅館だと難しい。
もちろん子どもと一緒に行くこと前提、ファミリー仕様の宿が優しいのはわかっているんですが、わざわざお金出して泊まりたくなーい!!
たまの旅行なんだから、大人もたのしいところがいいに決まってるじゃないですか、ねえ。
そんななか、猿ヶ京温泉にある「生寿苑」、子連れの大人に意外とよかったのでご紹介。
2400坪の敷地にわずか13室の生寿苑
よかったポイント
(1)東京から近い
2歳児を連れて行くとなると2時間以内が個人的にはベスト。関越自動車道で練馬→月夜野ICまで90分、そこから車で20分。いつも思うけど、関越自動車道に乗るまで、新目白通りから行くと、1回しか曲がらないのが素晴らしい! 田中角栄が自分の目白の自宅から、地元新潟まで曲がらずに帰るために作ったというのは、絶対本当だと思う(笑)。
(2)貸切風呂が広くて楽しい。泉質も子どもに優しい
13室に貸切風呂は2か所。両方とも総ヒバ造りで、気のいい匂い。予約はいらなくて、誰も入っていなければ札を「入浴中」にかけかえるだけというお手軽さがいい。
そして、泉質も無色透明で優しくて、子どもの肌にも大丈夫。
「あさひ」は広くて、浴室に2か所の湯船。
もう1か所の「ゆうひ」は名前のとおり、西日の射す夕方に入りたいお風呂。こちらは小さめで四角いのが1つ。子どもと一緒なら「あさひ」かな?
もちろん、ふつうの温泉も内湯と露天風呂。子連れで入ってもOKです。が、さすがに家族風呂じゃないと写真撮れなかったので、「一休.com」から素敵な写真を拝借(笑)。
内湯はこんな感じ
露天はこんな感じ
(3)1番狭い部屋でも14畳とゆったり設計!
14畳1間、14畳2間続き、22畳3間続き・・・ととにかくどのお部屋も広い!そんな広くなくていいだろう?とわたしたちは1番安い手軽な14畳に。
ただ少し奮発してももうちょっと広いところにすればよかった!と後々欲が出るものです(笑)。ちなみに、宿の一番人気は14間2間続きだそう。
あと14畳1間は入り口入ってすぐのお部屋だから、障子を開けていると、人の往来が気になるので、神経質な人にはちょっとしんどいかも。平屋造りなので、どの部屋も外の人の目線と合うのかもしれないけれど、間違いなく高そうな部屋(!?)は奥まったところにあった。もちろん障子を閉めていれば問題ないし、2泊するうちにすぐ慣れました⭐︎
(4)お食事の場所の気遣いが心憎い
お食事は部屋食ではなく、部屋を移動して。初日は混んでいないからということで、わたしたち1家族だけで夕食。2日目は大部屋と聞いて「やっぱり安い部屋だと(卑屈すぎw)混んでると扱いは変わるなー」と思っていたら、これが大感動の対応でした。
というのも・・・食事処に行くと、同じように1歳〜2歳くらいの3家族のみ。大きいお部屋に3家族で、みんな泣いても、走っても気にしないで食事ができる(涙)!!
旅館の心遣いに本当に感謝!器の小さいことを思って、本当にごめんなさい。
それでも他の家族に迷惑がかからないように、みんな注意しながら食べていて、それが「子ども中心」の旅館ではなく「大人の旅館」である感じで心地よかったです。
(5)ラウンジものんびりゆったり時間潰しができる
入り口を入ってすぐのラウンジは畳に座布団で、いつものんびりできます。折り紙(折り紙の本もある)や色鉛筆などもあって、子どもと一緒に1時間くらいは軽く過ごせる!もちろんガイドブックもあり、大人だけでも十分くつろげる場所です。
(6)敷地の中のお散歩も楽しいですよ
数寄屋造りの建物で、見ているだけでも楽しいです。
ちなみに、宿を出てすぐのところに小さな神社(ほこら)があって、そこは宝くじの神様だそう。この日も2枚いただきました!結果は・・・300円当たり(笑)!
(7)近くに「たくみの里」がある
泊まった帰りに立ち寄ったのが「たくみの里」。こちら子どもから大人まで楽しめる体験型施設があります。1つの施設ではなく、1つの集落になっていて、定番のそば打ちや陶芸から、竹細工、ドライフラワー、ちりめん細工まで多種多様。しかも最近の流行りでできたのではなく、もう30年くらい前からまちおこしとしてやっているそうです。
なかでもおしゃれで、楽しくて、お茶の飲める(これ重要!)素敵な場所が「マッチ絵の家」でした。
店内を入ると喫茶スペースと体験スペース兼ショップが併設させています。
それで体験スペースはセンスのよいショップスペースと製作スペースで構成。絵本もかわいくて、ついつい帰りの車用に1冊買ってしまいました。
ちなみにマッチ絵とは、真っ白なマッチ箱に絵を自由に絵を描くワークショップ。水彩色鉛筆など、普通では持っていないような本格的な用具を貸していただけます。
そんなわけで、お風呂、部屋、ラウンジ、食事、たくみの里とのーんびり、ゆーっくり大人のペースで楽しんだ2泊3日。2015年10月31日〜2016年5月8日(予定)まで、みなかみ温泉号(関越バス)が都心とみなかみ町を結ぶそうです(毎年恒例みたい)
バスの詳細はこちら→高速バス予約
宿の詳細はこちら→楽天トラベル/一休.com/じゃらん
法人向けのETC専用カード
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