わたしの妊娠が発覚したとき、産休に入るとき、そして、産後半年で職場復帰するとき、たくさんの人に優しい言葉をかけていただき、応援してもらいました。
そんななか、ものすごいリアルに「現実と覚悟」を教えてくださった方がお二人います。
そのうち一人が、フリーアナウンサーの香月よう子さん。
一般社団法人きてきて先生プロジェクト代表理事でもあります。
実際、たくさん励ましはいただきましたが、もちろん現実は予想とは全然違うし、思ってもみないことしか起こらない。
産休に入ることが決まっている人にできることは限られるから仕方ないけれど、わたし自身、妊娠&激しいつわり(7か月まで毎日吐いた・・・)の時期が、悔し涙を一番流した時期かもしれません(今考えるともっと自分の体を大切にしなければいけなかったと、心から反省。無事に生まれてきてくれたことにただただ感謝)。
そして、娘が生まれて、自分の思わぬ母性に驚く毎日。さらに0歳4月で復帰することを決めたあとのどうしようもない寂しさと葛藤。
復帰後、自分の不甲斐なさと、育児と仕事の両立の難しさ、娘との時間をどう確保するかの試行錯誤、持ち帰り仕事をいくらやっても結局は中途半端にしかできない仕事の山・・・。寝不足すぎて、余計に回らない頭・・・。
妊娠前に考えていたことや思っていたこと、それまでの自分の価値観はどこかに吹っ飛んでしまいました。
そして、職場復帰して1年半、フリーランスの道を選ぶことになったのですが、久しぶりに再会した香月さんは、さらなる先を目指して動いていました。
それが「子宮美人化計画」の一般社団法人化と、活動の本格化でした。代表理事は、3万人の不妊治療にかかわってきた産婦人科医の桜井明弘先生。毎日治療にあたる中で、「赤ちゃんがほしいと思っている人全員に子どもを抱かせてあげたい」「あと数年早く来ていたら間に合ったのに・・・」という、それこそ言葉にはできない思いを何度も味わい、この社団法人を立ち上げたそうです。
そして「身体」だけではなく、そのためには女性を取り巻く環境も重要だと、産婦人科医だけではなく、内科、整形外科、眼科、歯科などの医師による連携、さらに鍼灸師、骨盤矯正等のボディワーカー、セラピスト、生殖医療相談士、看護師、教育関係者など、各界の専門家が垣根を越えて笑顔の女性を増やすために支援する体制を作っています。
そして、活動の第一歩として「子宮美人化ハンドブック」を作成すべく、このたびクラウドファウンディングに挑戦しております。
「そんなこと言っても働いてたら無理だし」と不摂生な生活のなかで仕事ばかりしてきたわたしが、37歳で妊娠、38歳で出産。6か月の娘を預けて職場復帰して、子どもの2歳の誕生日を目前にフリーランスに転向。「産みたいときに産める身体」と「産みたいときに産める社会」の重要性を痛烈に実感した今だからこそ、このプロジェクトに大いに共感して、わたしにできることをしたいと思います。
今まで、わたしを支えてくださった方々への感謝も込めて。そして、一人でも多くの人たちが、仕事も子どもも諦めずに済むために・・・。
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子宮美人化計画の桜井明弘先生の著書はこちら↓
「あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由 」
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