わたしが第一希望の認可保育園に娘を保育園に預けたのは、0歳4月。間もなく6か月という時期でした。事前に下見したのは保育園は、認可保育園3つ、無認可(認証)保育園5つ。入園前に預けた託児所2つ。

その年の4月、娘の保育園の0歳児クラスに入園したのは15名、1歳児クラスはわずか2名でした。

その上で実感したことは、

「6年間預ける」、つまり、「小学校と同じ期間通う」ことになるなら、自分が納得したところに通わせるにこしたことはない

ということでした。賛否両論あるかもしれませんが、少しでも迷っている人たちの指標の1つになればと思いますので、押し付けではなく「こんな意見もある」と思って読んでください。

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わたしは出産前は何の迷いもなく「0歳4月で復帰が当然!」と思っていました。

◎理由→38歳まで産まずに働いてきたので、仕事のブランクをつくることは考えられない

ただ、これだけだったと思います。でも、いざ産んでみると心は揺れます(苦笑)。もし、4月や5月に産んでいたら最初は前倒しを考えながら、結局4月から預けていた可能性大かも?と今でも思うくらい、産後心境は変化します。

でもわたしは秋に出産しました。では秋生まれの子の母親は?夏生まれの子のお母さんは?わたしのときは産休のときしか補助金が出ませんでしたが、今は育休中でも補助金が出るようになったので、迷うのはなおのこと。

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しかし、迷っていても仕方ないので、やるべきことはただ1つ。「とにかく情報収集すること」です。

自分が戦おうとしている相手(=敵)を知らないことには始まりません。情報収集する相手は大きくわけて2つあります。

(1)自分の住んでいる自治体

(2)登園する可能性のある保育園

そして、基本的には(1)(2)とも妊娠中にできるだけのことをやっといた方がいいです。

「初産の場合、産んだ後の生活リズムをつくるのに時間がかかる」

「どこの自治体も11月から認可保育園の申し込みが始まるので、0歳児クラスで預けるならいつ産んでも結局時間がない」

「どうせ産んだあとにもやるべきことがあるので、アタリをつけておく」

「正常な頭でリスクヘッジを考える」

などの理由からです。事前にネットなどで情報収集をしていることは大前提で、どんな可能性や課題があるかを把握しておくことは重要ですが、もっとも重要なのは「自分の住んでいる自治体の状況がどうなのか?」ということです。いくら隣の区や市の事情に詳しくなっても、肝心な自分の生活に置き換えられなければ、何の意味もありません。その上で最初にやることは、

◎まずは役所に行く

これにつきます。役所の窓口対応向上を目指しているのか、待機児童問題を解消したいからかわかりませんが、「保育園課」の方々は皆さん驚くほど親切です(わたしは新宿区在住 )。

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結局わたしは妊娠中(産休に入ってから)1回、産後申請前に1回、申請時に1回、計3回直接窓口に行きました。まず1回目に行った時に聞いておいた方がいいポイントは下記です。

(1)住んでいる自治体の保育園事情について

どれくらい待機児童がいるのか(0歳児クラスでは?1歳児クラスでは?)は重要です。新宿区は比較的入りやすいですが、HPの資料を見ても正直よくわかりません(苦笑)。窓口でとにかく「0歳児クラスが断然入りやすい」と0歳児クラスでの入園を強くおすすめされました(実際、冒頭で伝えたように、うちの園では0歳児クラス15名、1歳児クラス2名だったくらいなので)。危機感を持つことから始めるのがいいです。

(2)ポイント(点数)計算の方法

よく「ポイント(点数)稼ぎのために、産休切り上げて復帰して、無認可に入れて〜」という話を聞きますが、実際どうやって計算するのか知らないことには話になりません。1回聞いただけでは理解できないくらい複雑なので、なんとなく最初は概要を掴むために確認・・・といったところでしょうか?実際の申し込みのときにちゃんと理解してれば最初は問題ないです。

(3)自分がどの位置に属するのか

これが一番重要です。自分の自治体の事情がわかって、点数計算方法がわかったところで、「自分が入れるのか入れないのか」がわからないことにははじまりません。現時点でいいです。役所に人に「わたしは入れそうですか?」というのを素直に聞くのが一番!うちは共働き産休明けなので、世に言う「フルポイント」でしたが、フルポイントの人が0歳児クラスで入れる可能性、1歳児クラスで入れる可能性がいかほどなのかは、役所の人の過去データや経験値でしかわかりません。

(4)通いたい保育園、通える範囲の保育園の競争率について

そして(3)に引き続きこちらも重要。なぜなら自分の点数だったら「どこかしらは入れる」かもしれないけれど、家の近所の保育園には入れないかもしれない場合もあったりするんです。たとえば新宿区の場合、区境の園はその近所の人しかいかないので入りやすいけど、ターミナル駅に近いところは厳しかったり。競争率が低いからと希望して、もし通うことになった場合、通勤がものすごーく大変で結局辞めざるを得なくなったり・・・。情報収集して損することはありません。

(5)前年、ここ数年の傾向

国や自治体がこれだけ力を入れて待機児童解消に取り組んでいるので、情報は毎年アップデートされます。新宿区が入りやすいときいて、近隣の激戦区(文京区や中野区など)からの転入者が増えたとか、「兄弟がいると同じ園に入りやすい=兄弟ポイント」で去年は枠のほとんが埋まったとか、この園は毎年競争率が5位以内に入っているとか、役所に足を運んだ人しか知り得ない情報で、戦略を立てることも重要です。

(6)今年のトピックス

とにかく新園が毎年できます。また増員情報もあります。新しい園は開園直前にオープンするので事前に下見ができない怖さはありますが、それでも家の近所にできるとか、自分ちからは通えないけど、ライバルたちが拡散しそうな情報は集めておきましょう。

(7)今年の出願スケジュール、注意点←最重要!

締め切りや出願システム、これを間違えたらすべての準備が水の泡です。役所の人に指差し確認しながら教えてもらって、手帳にちゃんと書き込む、これが最重要です!

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と、長文になりましたが、役所を味方にしたら、これほど心強い情報源はありません!

この情報をもとに(2)へ続く。

 

 


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