「毎週末、子どもと一緒にどこかに出かけているよー」という知り合いの話を聞いて、「なんてアクティブなんだろう」と感心していたけれど、娘が歩けるようになってから徐々にお出かけの頻度が増え、1歳半くらいで「こりゃ毎週末、どっかに行かないことにはお話にならん」と、出不精なわたしもさすがに悟りました。

といっても、遠出ばかりじゃ疲れるし、家の近所ばかりじゃ飽きてくる・・・(親が)。

そんなわけで、アクセスがよくて、遊べるところの候補はいくつあってもいいわけです。さらに、費用は安いに越したことはない。時間制で有料の場所はうっかり長居すると、驚きの金額になるので、ね。

港区立高輪こども中高生プラザ(TAP)」も無料でしたが、公共施設は意外に使えます。「税金の無駄遣い、ムキーッ!」と思う箱物も世の中にはあるけれど、ちゃんと活用できるものはありがたいと思うから、人間ゲンキンなものです。

四谷三丁目には、公共系施設が2つ隣接していて、それが

東京消防庁 消防博物館=無料

東京おもちゃ美術館=こども500円(6か月〜小学生)、大人800円、ペア1200円

と、ハシゴしても母娘で1200円。東京おもちゃ美術館はNPO法人グッド・トイ委員会が運営しているので、厳密には公共ではないけれども、それでも民間ではないので割安。場所も元区立小学校だから、気分的には公共施設だ。

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まずは、消防博物館。こちらは駅の出口から直結、かつ、無料なので、東京おもちゃ博物館に行く人も先に立ち寄って損はなし。

ただ、地下から入ると、入り口すぐに売店というトラップがあります(笑)。

東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅2番出口直結。地下からいくと、すぐに売店が!

東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅2番出口直結。地下からいくと、すぐに売店が!

売店の誘惑さえ抜けると、大正〜平成までの歴代の消防車たちが展示されていて、圧巻。意外に見応えがあります。しかも記念撮影コーナーもあるので、時間がない人は、この地下1階にふらりと寄るだけでも行く価値あるかも。

対象から平成にかけて活躍した消防車がずらり

大正から平成にかけて活躍した消防車がずらり

記念撮影コーナー。隣の人形はたまに動くので、子どももびっくり!?

記念撮影コーナー。隣の人形はたまに動くので、子どももびっくり!?

消防車を横目に階段を上ると、今度はヘリコプターの展示。正面入り口が1階だけれど、ここは展示はあまりなく、インフォメーションコーナー&受付がある程度。なので、そのままエレベーターで3階へ。

エントランスホールには本物の消防ヘリコプターが。

エントランスホールにある本物の消防ヘリコプター。

エントランスのヘリコプターは展示のみですが、3階には本当に乗れるヘリコプターがあります。この階が一番遊べるフロア。正式には「現代の消防」というのがフロアのコンセプト。

3階に展示してあるヘリコプターはモニターを見ながら操縦もできます

3階に展示してあるヘリコプターはモニターを見ながら操縦もできます

消防車のレプリカでは、サイレンを鳴らすことも!?

消防車のレプリカでは、サイレンを鳴らすことも!?

 

ショーステージではハシゴ車や放水車のおもちゃが走り回って、パフォーマンス。

ショーステージではハシゴ車や放水車のおもちゃが走り回って、パフォーマンス。

そのほか、消防士のコスプレ衣装を貸し出していたり(勝手に着て、撮影可能)、ベビーカー置き場もちゃんとあったり、東京消防庁の最新の取り組みを紹介しつつも、楽しみ方が考えられています。本当にいい広報だと思う。

 

4階は「消防の変遷」で子どもにはスルー(苦笑)。「消防の夜明け」と名付けられた5階は江戸時代の火消しを紹介しているので、江戸好きのわたしには魅力的だし、子どもも楽しめるかなーと思ったのですが・・・。

 

5階の薄暗い雰囲気が怖いようで、我が家の2歳児は「こわいー」といいながら、猛ダッシュで一周して逃げ去りました

5階の薄暗い雰囲気が怖いようで、我が家の2歳児は「こわいー」といいながら、猛ダッシュで一周して逃げ去りました

小さい子には薄暗さが怖いかもしれませんが、この階は屋上に出ることができます。で、ここでもまた本物のヘリコプターに乗り込めます。

 

同じく5階では屋上に止めた本物のヘリコプターに乗車可能

同じく5階では屋上に止めた本物のヘリコプターに乗車可能

地下から入ったので建物の全貌を見るのは、終わってからですが、こんな感じです。

地下から入ったので建物の全貌を見るのは、終わってからですが、こんな感じです。

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サササーッとまわって、だいたい1時間。十分楽しい。午前中に立ち寄って、ランチして、午後から東京おもちゃ美術館というのがスムーズな流れだと思います。

が!四谷三丁目のお昼ご飯事情は子どもにはあまり優しくないかも(苦笑)。

四谷三丁目勤務15年二児の父という方のブログのランチが参考になります。

消防博物館からも近くて、四谷三丁目の子連れランチで検索するとたくさんひっかかる「ビストロW」。ホテルウィングインターナショナル(旧JALシティ四谷東京)内にあります。子どもに優しいという触れ込みで、アンパンマンプレートもありちょっと期待!が、しかしこちらは11時半に行ったので店内はガラガラにもかかわらず、子ども用ハイチェアがなんと1脚しかなく、すでに使っている人が・・・。しかも小さい子と一緒だと横に並んで食べたいのに、2人掛けの正面に向かい合った席しかランチではダメと言われ・・・。

横並びならカウンター席と言われ、そんな背の高い席は2歳児には無理と断念。

このお店はハイチェアの確保ができたときや、子ども用椅子が必要ないファミリー向けかな。残念。

消防博物館とおもちゃ美術館の間にあるビストロWは、ランチブッフェ。

消防博物館とおもちゃ美術館の間にあるビストロWは、ランチブッフェ。

で、迷って結局「風月堂」へ。ここも子ども椅子はなく・・・。だけれど、ランチ時だけど、横並びで座れる4人席、かつ、子どもが座りやすい場所にちゃんと案内してくれる心遣い。なのでもう勢いで決定。さすが老舗。ハヤシライスも激ウマでした。

安定の「凮月堂」。やっぱり老舗は強いです。

安定の「風月堂」。やっぱり老舗は安心です。

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ランチのあとは、東京おもちゃ美術館へ。

区立第四小学校跡地に、地域で自主運営を行うひろば事業として運営している「四谷ひろば」内にある、NPO法人が運営する木のおもちゃにとことんこだわった美術館。美術館ではありますが、基本的にはほとんどの場所で遊べて、木に親しむ場所といったところでしょうか?

 

消防博物館から徒歩

消防博物館からベビーカー押して徒歩8分くらいで、東京おもちゃ美術館に到着

1〜3階にさまざまな展示がされていますが、2階が受付。受付を入るとおもちゃの展示がいろいろ。遊べるけれど、展示がメインなので、2階の一番奥にある「おもちゃの森」へ!

裸足で木の踏みしめながら遊んで、気持ち良さそう。2階は小さい子から少し大きい子まで年齢問わず遊べるエリアだと思われます。

木のボールのお風呂(?)、裸足で入ったら気持ちよさそう!大人はダメですよね、やっぱり・・・

木のボールのお風呂(?)、裸足で入ったら気持ちよさそう!大人はダメよね、やっぱり・・・

何に使うかまったくわかっていないと思うけど、大きなソロバンを必死で弾く。

何に使うかまったくわかっていないと思うけど、大きなソロバンを必死ではじく。

3階はきっと2歳以上くらいからが楽しいのかな?いや小学生くらいが一番たのしいかもしれない。それでも2歳児、十分楽しそうでした。

ここでは、レジスターまで木製。ちゃんと「チーンッ!」と音がなる。

ここでは、レジスターまで木製。ちゃんと「チーンッ!」と音がなる。

ひたすら落とすおもちゃ。うちの子はなぜか大好きで、デパートでも、おもちゃやでも、どこでも捕まる。この日もいちばん長時間いたのがここ。

ひたすら落とすおもちゃ。うちの子はなぜか大好きで、デパートでも、おもちゃやでも、どこでもつかまる。この日もいちばん長時間いたのがここ。

この「東京おもちゃ美術館」のハイライト、いちばん人気がこの「野菜の収穫体験」。木とフェルトでできたお野菜をせっせと収穫。よくできてる〜!!

この「東京おもちゃ美術館」のハイライト、いちばん人気がこの「野菜の収穫体験」。木とフェルトでできたお野菜をせっせと収穫。よくできてる〜!!

この収穫はとにかく大人気で、小学生くらいのお姉ちゃんたちがいっぱい。

「さっきわたしたちが全部収穫して、もう水洗いが終わっているから、勝手にいじらないで!」と小学生の女の子に怒られながら、彼女たちの目を盗んでは、2〜3歳児たちがママと一緒にそそくさと収穫にいそしんでおりました(苦笑)。

うちの子には収穫よりも、おままごとの方が魅力的だったみたい。

もちろん、おままごとセットもいっぱい。かなりのクオリティのものばかり。

もちろん、おままごとセットもいっぱい。かなりのクオリティのものばかり。

 

お茶室もあり〼

お茶室もあり〼

最後は1階。1階は「赤ちゃん木育ひろば」と名付けられたお部屋があり、0〜2歳限定。2歳5か月のうちの子、あきらかに一番大きい・・・。ほかは1歳前後はメインだったのかな?

赤ちゃん部屋では、最年長なのをいいことに、のびのび遊んでました

赤ちゃん部屋では、最年長なのをいいことに、のびのび遊んでました

子どもは、3階のように年上の子に負けることもなく、自由に動き回っておりましたが、さすがにハイハイしてる子やハイハイもまだの子がいっぱいいる中、長居は無粋。そそくさと退散。

でも、この1階の木育ひろば。歩き出す前や歩いた直後に知ってたら、来たかったなー。

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安いし、近いし、せっかくなら!とハシゴをしましたが、さすがに母娘2人でまわると、子どもではなく親はヘトヘト(苦笑)。14時半過ぎに出て、ベビーカーに乗せたとたん、娘も寝たから、子どもも楽しかったとはいえやっぱり疲れたかな?

とはいえ、やっぱり来るなら2つまとめてがオススメです。

 

◎東京消防庁 消防博物館

新宿区四谷3−10(東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅2番出口直結)

9:30-17:00(月曜休館、祝日の場合は翌日/年末年始、12/28-1/4)無料

◎東京おもちゃ美術館

新宿区四谷4−20 四谷ひろば内

10:00~16:00(木曜休館、その他特別休館日が2月と9月の年2回あり。年末年始)

入館料 こども(6か月〜小学生)500円、おとな800円、おとなこどもペア券1200円

 

 


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