徳島県の最南端の町・海陽町にあるのは、「海」「山」「川」以上。
高速道路もないから徳島空港から車で2時間半はかかるし、電車は走っておらず、あるのは「汽車」。よく「電車が1日に1本しかない〜!」とか田舎度合いを表すときにいう言葉があるけれど、そんなの甘い甘い。
徳島駅から牟岐線の終点海部駅に到着する汽車は、平日8本、日曜7本。
さらに、その先の宍喰は、海部で第三セクターが運営する「阿佐東線」(鉄道マニアの間では有名)に乗り換えるので、公共交通機関を使っての移動は至難の技です。
そう。それぐらい大変だからこそ、今どき珍しい、知る人ぞ知る”秘境”として、アウトドア好きな人や、あとサーファーたちに人気なのです。
私が知っているのは、地元だから(笑)。念のため。
それほどの田舎なので、幼子を連れての帰省はかなり労力を使うのですが、子どものときにこそ来て欲しい場所でもあります。
実際、横浜に住むいとこは、毎年夏休み長期滞在してたし。
でも、知り合いがいないところで滞在するには宿が必要。田舎なので数は少ないですが、宿泊施設もちゃんとあります。そんななか、うちの母が「子連れなら、絶対ここがオススメ!」といって、今回うちの家族が泊まったのが「ペンションししくい」です。
手作りのチーズケーキがおいしくて、小さいとき、よく家族で食べに来たなー。
当時は地元だったから、もちろんお茶だけ。
でも、何よりこの「ペンションししくい」何がすごいって、
・プライベートビーチがある
・本館全5室から海が見える。というか、オーシャンフロント
・コテージ5棟(ログハウス)はすべてオーナーの手作り
家族経営なので、とても温かみがあって、素朴。敷地はなんと5000坪あります!
ご飯は本館1階のサンルームで。
本館は1〜5名用で、すべてベッドルーム+リビング+テラス。
コテージも含め、すべてにバストイレはありますが、こちらには2つの貸切家族風呂もあります。これまたオーナー手作りの「かに風呂」と「青い風呂」。
私たちはビーチ沿いにある「かに風呂」で。
海に面したかに風呂は6:30〜23:00まで入浴可能。
泳げる時期に来るのが一番だけど(温かければ6月から遊泳可能、そうじゃなくてもこの立地と環境だけで、十分楽しい。
お値段も大人1名9250円〜(1泊2食付き)とお手頃で、夏は予約がすぐ埋まってしまうというのも納得です。
私も今度はちゃんと夏に行きたいなー。
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徳島県海部郡海陽町宍喰浦字古目84−18
TEL 0884-76-2130
チェックイン15時、チャックアウト10時
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