(1)好条件を狙うなら0歳4月入園は必須。「保活」はまず敵を知ることから」の続きです。前置きを端折るので、流れで読んでもらえるとわかりやすいと思います。

+++

さて、役所での情報収集よりも重きを置きたいのは、やはり実際の保育園の見学です。(1)で記載したように、

「6年間預ける」、つまり、「小学校と同じ期間通う」ことになるなら、自分が納得したところに通わせるにこしたことはない

という点、本編のタイトルにある「好条件」という点に重きを置くなら、必ず3つ以上は見学したいところです。わたしが事前に下見したのは保育園は、認可保育園3つ、無認可(認証)保育園5つ。入園前に預けた託児所2つ。結果的に10か所見たことになります。

ネットなどで情報収集しているときの第1希望と、実際に10か所見学した上での第1希望は違います。正直、最終的には「第1希望に入れなければ、育休を延期してもいい」と思うくらい、第1希望がずば抜けて魅力的でした。それもあって「どうせ入れるなら、好条件で保育園に入れたい」という思いが強いのもあります。理由は「教育方針」もですが、何より「園の雰囲気」。これって本人の感覚なんですが、これが各家庭の価値観だと思います。

教育方針で入れたいと思ったのは2つ(私立認可保育園、認証保育園)、環境で1つ(私立こども園)とバラバラでした。

役所と同じで、こちらもできれば産前にできることは終わらせておいたほうがいいです。理由は

(1)保育園によっては、見学日が決まっている

(2)見学できる時間帯はだいたい同じ

(3)産後のスケジュールは読めない

(4)申請まで余裕をもって見て回り、事前申し込み(認証や無認可)するなら早ければ早いほどいい

という4点。事前申し込みは出産後でなければできないところがほとんどなので(1か所だけOKでした)、産後もう1度手続きが必要になりますが、産後の自分の体調と生活リズム、そして上記4点を考えると、役所に早く行くのと同じ

「初産の場合、産んだ後の生活リズムをつくるのに時間がかかる」

「どこの自治体も11月から認可保育園の申し込みが始まるので、0歳児クラスで預けるならいつ産んでも結局時間がない」

「どうせ産んだあとにもやるべきことがあるので、アタリをつけておく」

「正常な頭でリスクヘッジを考える」

という理由にいきつきます。

 

 

たまひよSHOP

実際、産むまで、わたしは「預けるなら延長保育がガンガンできる認証保育園」と思っていました。が、認可を見学して認可のよさも認識したし、「絶対に預けたくない。ここに預けるくらいなら仕事を辞める」と思うところも正直ありました。10か所みても「絶対ここ!」と思うところが1つ、ここならいいかも(Aクラス)2つ、ここならいいかも(Bクラス)2つ。

そんな悠長なことを言ってられず、産後2か月から入れられるところにとにかく預けて、仕事をしなければいけない等の事情がなく、「せっかく休めるから、1歳になったときに」と中途半端は8月とかで復帰して、空いている無認可にとにかく入れて、1歳児クラスのときに認可に申請するなら、0歳4月に入れたほうが子どもにとっても、自分にとってもいい条件で預けられます。

マイナス面を伝えると「やっぱり生後6か月で預けるのはさみしい」「病気をいっぱいもらう」などありますが、それは1歳で預けても同じ。0歳児クラスはとにかく先生たちも手厚いし、自分ひとりで育てるよりも、結果子どもにとってはよかったのかも(苦笑)?と、出不精&家事センスのないわたしは思っております。

保育園見学時に確認しておきたい点は、役所と違って人それぞれだと思いますが、最低限のポイントだけ。

(1)基本保育時間(始業〜終業)と延長保育のシステム

0歳児の場合の制約は思ったより大きいです。家からいくら近くても、仕事をフルタイムで復帰したときに、物理的に無理な保育園もありました。

(2)離乳食、給食

保育園の中に調理室がある、ベビーフードを使っている、料理のこだわり、まだ授乳中の場合は使っている粉ミルクの種類・・・など、こだわりを持っている園は多いので大きな安心感になります。

(3)アレルギーへの対応

アレルギーの子への対応方法がどういう形になるのか、これも事前に聞いておくと安心につながるのと、保育園の体制がどれだけきっちりしているかを知るのにいいと思います(うちは卵アレルギーがあるのでなおさらですが)

(4)園の方針でいちばん重きを置いていることは?

個人的にはいちばん重要視しました。案内してくれる先生は園長先生や副園長先生ではなく、一般の先生です。いくらHPなどで美辞麗句を並べていても、現場の先生にどの程度浸透しているかで、実際に子どもたちに接するときに反映されるかどうかがわかります。表面上は美しくても、先生と話して全然魂がこもってない(おおげさですが)と思うところも実際ありました。この質問に即答できたり、納得できる答えが返ってきた園=子どもを入れたい園の最低条件だと思います。

+++

などと言いつつ、結局「入りたいところ」ではなく「入れるところ」に入ることになっているのが現状です。ただ、少しでも後悔を残さず、納得できる保活をするために、最初にできる限りのことをしておいて損はありません。

それぞれの自治体によっても違うし、転園して結果的に納得のいく園に入園している人たちも大勢いるので、何がいいのかわかりません。ただ最初にやるだけのことをやって、ダメだったら次の手を考える。

そんなときの検討材料にしてもらえると幸いです。


team-animo

最後まで読んでいただきありがとうございました!フリーランスでライター&編集業を営んでおります。「旅」「食」「人」「子育て」「女性の働き方」など、ゆるーく楽しく、前向きに発信しております。もし記事を気に入っていただけましたら、他の記事もごらんいただけるとうれしいです。

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA