杉並区は、待機児童は多いけれど、子育てしやすい

と、噂には聞いておりました。

その最たる例が妊婦さん〜2歳児がいる家庭に無料で1〜2万円の金券が配布される「子育て応援券」があること。3歳以上になっても、3000円で1万円分の「子育て応援券」を購入する権利があることを、ついこの間知りました。

ほかにも公園がいっぱいあるのはもちろんなんですが、すごい公園がありました。

その名も「杉並児童交通公園」。

杉並児童交通公園

この写真、道路かと思うでしょ?なんと、これ、公園内なんです。

徳島の田舎で数十年前に育った私は、当然のように道路で自転車の練習していましたが、現代の東京において、子どもたちが自転車の練習をする場所なんてありません。

でも、杉並区には子どもたちが交通ルールを学びながら、しかも、自転車の練習もできる「公園」があるんです。

場所はちょっと行きにくいんですけど、JR阿佐ヶ谷駅と京王井の頭線浜田山を結ぶ100円バス「すぎ丸」に乗って、「児童交通公園入口」で下車。

普通の路線バスは入れないような、住宅街の中にバス停があります

普通の路線バスは入れないような、住宅街の中にバス停があります

「すぎ丸」の中は全席優先席。基本お年寄りか子連れが乗ってます。

「すぎ丸」の中は全席優先席。基本お年寄りか子連れが乗ってます。

公園では最初に受付を済ませます。

記入するのは

・「区民」か「区外」か、丸をつける

・子どもの年齢

以上。杉並区民も、杉並区民じゃなくても、みんなが「無料」!

小さい子でも安心して自転車に乗れる場所が用意されています。

一方通行の小さい子専用道路

一方通行の小さい子専用道路

三輪車、補助輪付き自転車、車の乗り物など、順番待ちをしながら、誰でも乗ることができます(基本子どもはすぐ飽きて、ほかの子が乗っているものに乗りたくなる)。

結構、道は混んでます(笑)。ちなみに、キコキコ漕ぐ車は2台しかなく、これは人気でなかなか空きません

結構、道は混んでます(笑)

ちなみに、キコキコ漕ぐ自動車は2台しかなく、かつ、人気のためなかなか順番がまわってきません。

というか、子どもは待ってる間に違う乗り物に乗りたくなるので、空いたときにはちょうど目の前にいた子が乗って、いつまでも乗れない・・・をループ。

そんなわけで、うちの子は足で蹴るタイプの車でガマン。

そんなわけで、うちの子は足で蹴るタイプの車でガマン。

でも、足蹴りタイプの車も年中さん?年長さん?くらいの子が猛スピードで乗っていたりして、結構びっくりします。

三輪車は保育園で乗っていますが、自転車は生まれて初めて。記念すべき、補助輪付き自転車デビューです。

杉並児童交通公園

脚力がないこともあり、コツをつかむまでは、前に進むのが難しそうでしたが、あっという間に自分で乗れるように。

子どもの成長スピードにつくづく感心。

意外に事故やトラブルは少なめ。

意外に事故やトラブルは少なめ。

ただ、たまーに、ハンドル操作を誤ったり、スピードを出しすぎていたり、止まっちゃったりする子がいます。

なので、親は極力そばに付いていた方がいいかと。

何かトラブルが起こってる場所では、基本、親が少し離れたところにいて見ていないことが多かったので。

ちなみに「近くで見てなきゃ!」と思っても、ここは車道。

思いっきり、後ろからひかれました(苦笑)。悪いのは私です、はい。

園内は、小さい子たちのサークルを取り囲むように、道路が走っています。

杉並児童交通公園

こんな感じ。ここでは、自転車の練習ができたり、1人乗り&2人乗りのゴーカートがあります。

乗り場に行くと、1人乗りと2人乗りが分かれて置いてあり、係りの人が説明&誘導してくれます

乗り場に行くと、1人乗りと2人乗りが分かれて置いてあり、係りの人が説明&誘導してくれます。

2人乗りは、基本的に「親+子ども」用。漕ぐのは大人しかできません。

2人乗りは、基本的に「親+子ども」用。漕ぐのは大人しかできません。

1人乗りは小学生以上から。未就学児は親と一緒に2人乗りで!

1人乗りは小学生以上から。未就学児は親と一緒に2人乗りで!

ゴーカートは1組2周まで。信号や横断歩道など、一般道路と同じです

ゴーカートは1組2周まで。信号や横断歩道など、一般道路と同じ。ゴーカートのレーンに沿って進みます。

小さい頃、キコキコ漕ぐ車が苦手でしたが(なぜか後退してしまう・・・)、さすがに大人になると上手になっていました。

3歳児は自分が運転したくて、1周終わったところで騒ぎ出し、駄々をこねまくり。

遊びながら交通ルールを学べるというのは、親としてはありがたい。

遊びながら交通ルールを学べるというのは、親としてはありがたい。

このゴーカートが走る道は、自転車の練習にも使えます。

ここでは満4歳以上の子から自転車の貸し出しをしてくれるので、てぶらできて、補助輪あり、補助輪なしの自転車の練習ができるんです。

補助輪なしが不安でも大丈夫。後ろにハンドルが付いている自転車も!

補助輪なしが不安でも大丈夫。後ろに親が持つハンドルが付いている自転車も!

補助輪付きで、まずは公道を走る予行演習を。

補助輪付きで、まずは公道を走る予行演習を。

16インチの自転車は、スタンド付き15台、補助輪付き20台の計35台。

16インチの自転車は、スタンド付き15台、補助輪付き20台の計35台。

自転車置き場には、身長を測って、何インチの自転車がぴったりかわかります。

自転車置き場では、身長を測って、何インチの自転車がぴったりかわかります。

ヘルメットを忘れても貸し出しあり。

ヘルメットを忘れても貸し出しあり。

あと、この公園のいいところは、単なる「交通公園」ではなく、ちゃんと「公園」でもあること。

すべり台やクライミングができるアリ地獄

すべり台やクライミングができるアリ地獄

大型遊具も!

大型遊具も!

そのほか、SL機関車などもあり、たっぷり遊べます。

開園時間が8:30〜17:00と長時間で、来る前は「そんな朝早くから開けなくてもいいのでは?」と思っていたけれど、朝早くからこないと、全然お昼ご飯の時間になっても遊ぶのをやめてくれない(苦笑)。

実際、私たちは13時半ごろ無理やり撤収。ほかの子たちも、明らかにお昼ご飯を食べずに遊んでいる子が多数いました。

朝早くから、もしくは、午後一からがオススメです。

ちなみに近隣にランチできるようなところはありません。近所にお住まいじゃない方は、南阿佐ケ谷か阿佐ヶ谷か浜田山に出るしかなさそうです。

あとは頑張ってお弁当持参。

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杉並児童交通公園

杉並区成田西1丁目22番13号

 

 

 

 

 

 

 

 


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