慣れない子育て、初めての保育園はそれこそ毎日が想定外の連続ですが(想定外1)(想定外2)、職場復帰すると、今度は自分のことで想定外だらけです。

というか、子ども関係のことは初めてなので、想定外はしょうがないと思うし、自分自身もなんとなくそう思っているんです。

でも、仕事は、仮にも子どもを産むまではやっていたし、できていたこと。だからこそ、その歯がゆさたるや・・・。

個人的には大反対で、なぜそうなる?と思っていた「マミートラック」。でもマミートラックが生まれるのも当然かも?と思ってしまう自分に我ながらびっくりしました。

(想定外8)いつ呼び出しがあるかわからず、責任ある仕事ができない

復帰後、とにかく役に立たなきゃ!ブランクを埋めなきゃ!という気持ちはあるものの、「37.5度の壁」はすぐに目の前に立ちはだかります。家に出るときに検温。0歳児は保育園で午前午後の2回検温。さらに様子がおかしいな?と思ったら、それ以上の回数の検温が行われています。

37.5度って、結構簡単に超えるんですよね(涙)。会社に着いたかと思うと電話が入り、お迎え。ある程度覚悟はしていましたが、朝元気だったはずなのに、お昼前に熱が上がったりして、あまりに読めない。そのため、戦力にカウントしてもらうことができないんです。社内会議はもちろんのこと、社外の人との約束なんてもってのほか。

産休復職者の活用に取り組んでいたある大企業の管理職に聞いたのですが、その会社では、復職者は3人一組。つまり誰がどのタイミングで休むかわからないので、一緒の会議に3人で出たり、3人で動いていないと、フォローができないとのこと。。。(どの企業も女性活用について試行錯誤なので、今はどうなっているかわかりませんが)

(想定外9)立ちはだかる時短勤務の壁

時短勤務になると、日本企業の労働は、やっぱり長時間勤務の上に成り立っているというのを実感します。

0歳児(完了食が終わるまで)は、17時30分までしか預かってもらえません(うちの保育園の場合)。だから16時半までの時短勤務。そのため、自分が退社後に決まること、業務が変更になったり進行することも多々。翌朝出社して、話が見えないこともしばしば。だからといって、自分のために説明の時間をとってもらうのは申し訳ない・・・。

特に私の場合、社内で産休取得者第1号で、かつ、ベンチャー企業だったため、これを解決するすべを結局、復帰後1年半経っても見つけることができませんでした。

(想定外10)「仕事ができない」「カラ回ってる」自分に愕然

高齢出産で産んだので、いい年になるまでそれなりにバリバリ働いてきました。だから、心のどこかにちょっとは仕事ができるという驕りがあったようなんですよ、今まで無自覚だったとしても。なのに、復帰してみると、頭の回転やら社会情勢やら、社内の流れやら、思っているようにはまったくいかない!

温かく会社に迎え入れてもらって、「さあ、また働いてもらおう」と思ってくれてる中で、「おや?私は今カラ回ってるぞ?」と気づくのに時間はかかりません(笑)。「会議での自分の発言がなんかピントがずれてるなー」とか、「いまいち空気が読めないなー?」とか、たった半年休んだだけなのに、「なにこれ!?」の連続です。

私の妊娠・出産・復職を喜んでくれて、心から応援してくれたフリーランスで活躍する女性の大先輩がいるのですが、その方に言われたのが「とにかく復帰は早くした方がいい。ブランクが長いと、元のようには戻れない」と。

まあ、昨今の保活事情から、0歳4月の復職をまず考えなければいけないので、産後半年での復職。産休期間としては、長くないと思いますが、それでも仕事の勘を取り戻すのに半年〜1年はかかりました(あくまでも勘であって、産前の働き方に戻ることはありません)。

要するに、いつ休むかわからないのに、時短勤務で誰よりも早く帰ることになるし、やっと戻ってきたのに使えない人・・・というのが復帰後、私の置かれた立場でした。

カテゴリー: 働き方

team-animo

最後まで読んでいただきありがとうございました!フリーランスでライター&編集業を営んでおります。「旅」「食」「人」「子育て」「女性の働き方」など、ゆるーく楽しく、前向きに発信しております。もし記事を気に入っていただけましたら、他の記事もごらんいただけるとうれしいです。

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA