「成田」といえば何を思い浮かべますか?

いつでもどこでも旅行のことしかアタマにない私は「空港!!」と即答ですが、成田のもうひとつの顔「成田山新勝寺」は、年間1000万人が参拝に訪れ、歌舞伎の宗家・市川團十郎家のゆかりのお寺で、海老蔵さんがここで出家したり、小林麻央ちゃんと結婚したときにお練りをしたりと何かと縁の深いお寺。節分のときには、毎年お相撲さんやら海老蔵さんやら有名人が来て豆まきしているのもココ。

ということで、多くの人のイメージは「成田空港」と「成田山新勝寺」に二分されるようです。

成田山新勝寺

成田空港に行こうとすると、どうしても成田エクスプレスや京成スカイライナーを使って、東京からノンストップになってしまいますが、成田市役所がある成田市の中心地、JRや京成それぞれの「成田駅」で降りると、もうそこには成田山新勝寺の門前町が広がっています。新勝寺に続く参道は、江戸情緒が残っていて、とっても散策向きなんです。参道にはなんと160軒のお店が軒を連ねているそう。

成田山新勝寺参道

新勝寺の参道前は車で通るにはちょっと厳しいので、個人的におすすめは新勝寺界隈の駐車場に止めて、参道を往復散策すること。もちろん電車で来て「成田駅」から新勝寺に向かって歩くのもいいと思います。

老舗の竹細工屋さんがあったり

老舗の竹細工屋さんがあったり

文字通りの「亀の子たわし」が売られていたり(サイズは超BIG)

文字通りの「亀の子たわし」が売られていたり(サイズは超BIG)

おせんべい屋さんがあって、散歩のお供に1枚だけ買えたり。

おせんべい屋さんで、散歩のお供に1枚だけ買えたり。

趣ある薬屋さんがあったり

趣ある薬屋さんがあったり

と、成田空港のイメージだけでやってくると、びっくりするほど「和」の参道が広がっています。

「外国人観光客が2000万人突破!」と大々的にニュースになっていますが、海外の観光客の人たちは帰る前日に成田に一泊して、成田市内を楽しんでいるとか。これはぜひ日本人も真似したい。

さて散策といえばどうしても何食べる?ということですが、実は成田はウナギ屋さんがとにかくいっぱいあります。この参道だけで60軒!

印旛沼が近くにあり、江戸時代の團十郎ブームのときに成田山詣でが流行って、そのときにウナギ屋さんがたくさんできたというだけあって、老舗もたくさん!

我が家が今回入ったのは「菊屋」。

成田山新勝寺参道

創業400年以上の老舗です。

本館は明治初期に建てられ、和とモダンが融合

本館は明治初期に建てられ、和とモダンが融合

2階は子連れにやさしい座敷席

2階は子連れにやさしい座敷席

ちなみに、大正時代に建てられた別館(離れ)は、トムクルーズやスピルバーグも訪れたそう!さすが成田。来店している有名人がインターナショナルな大物だわ。

1尾まるまるのった「うな重」は3250円で肝吸い付き。

1尾まるまるのった「うな重」は3250円で肝吸い付き。

子ども向けというか、大人でも十分な「うな丼」は1800円(夕方17時まで)。

子ども向けというか、大人でも十分な「うな丼」は1800円(夕方17時まで)。

子供用にお椀とスプーン、フォークも用意してくれます

子供用にお椀とスプーン、フォークも用意してくれます

うなぎに寄ってみた。ふっくらおいしく香ばしい、国産うなぎ。

うなぎに寄ってみた。ふっくらおいしく香ばしい、国産うなぎ。

ちなみに、うなぎ以外にも、海老フライやカツ丼などもあるので、家族で出かけて「うなぎはちょっと・・・」という人がいても大丈夫です。

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菊屋

成田市仲町385

0476-22-0236

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さて、お腹がいっぱいになったあとは参道をさらに散策。参道散策が子連れ向きだという理由は、これです。

成田山新勝寺参道

なんと!沿道に数メートルおきに、干支の石像が立っているんです。

成田山新勝寺参道

 

成田山新勝寺参道

全部こんな風に子どもが自分で乗れるくらい高さ。

実は私は何度も新勝寺の参道は歩いたことがあるのですが、子連れできたのは今回が初めて。それまでこの石像にはまったく気づかなかった(苦笑)。

でも、なんで今まで気づかなかったんだろうというくらい、数十体もあります。

ちなみに、娘はこのとき2歳ですが、すべてに乗り、さらに「写真を撮れ」といい、全然進みません。

親は江戸情緒を味わい、子どもは動物を探してかけずりまわり、ひと休みしたいときは「成田ゆめ牧場」の出張店のソフトクリームをどうぞ。

成田山新勝寺参道

ソフトクリーム350円

ソフトクリーム350円

成田ゆめ牧場は、空港、成田山新勝寺に次ぐ成田の集客スポット。私も昨年の夏、ひまわり迷路で訪れました。それこそ子連れ向き。

ちなみに、参道には「成田ゆめ牧場」の直営店が4店舗あります。

で、たぶん1回のお茶だけでは足りないので(笑)、絶対寄りたいのが、ここ「下田康生堂ぱん茶屋」。

成田山新勝寺参道

参道にある、有名なパン屋さん。フランスで修行を積んだ下田さんは、成田の町おこしグルメ「成田ソラあんぱん」を開発当初からずーっと支え続けている立役者でもあります。

店内で小腹がすいたら、やっぱり参道散策の流れを汲んで「和」の感じでいただきたい。

で、選んだのが

・ぱん茶屋ミルク360円→こしあん&きな粉の入った牛乳ペースのドリンク。

・ぱん茶屋のコッペパン「あんバター」260円

ぱん茶屋ミルク360円

ぱん茶屋ミルク360円。あんこ&きな粉だけど、意外にすっきり、甘さ控えめで飲みやすい。ぐびぐび飲める感じ。おいしい!好き。

ぱん茶屋のコッペパン「あんバター」260円

ぱん茶屋のコッペパン「あんバター」260円

ちなみん、コッペパンは「チョコクリーム」「まるごとバナナ」などのデザート系のほか、「ポテトサラダ」「ハムトマト」などお食事系もあり、全9種類!

成田山新勝寺参道

子どもイスもあって、トイレにはオムツ替えシートまであります。

ちなみに、ぱん茶屋の「うなぎぱん」は『アド街ック天国』(テレビ東京系列)の「薬丸印」に取り上げられました

ちなみに、ぱん茶屋の「うなぎぱん」は『アド街ック天国』(テレビ東京系列)の「薬丸印」に取り上げられました

・・・で、最後の締めで、新勝寺のお参りを。駐車場は目の前とはいえ、ここまで思いのほか歩いて、疲労度大(苦笑)。

成田山新勝寺参道

神社といえば、どこも目のくらむような階段・・・。なのですが、ベビーカーにも優しいのが、この新勝寺。なんと、2台エレベーターがありました。

成田山新勝寺参道

今までエレベーターの存在にはまったく気づかなかったけれど、子どもからお年寄りまで、年間1000万人参拝客がいると思うと、納得。おかげでベビーカーを畳まずに境内まで行けました。

成田山新勝寺参道

本当は裏の庭園を歩いたり、歌舞伎好きとしては團十郎像をみたりしたいところだけど、2歳児を連れているので、無難に3人でお参り&おみくじ。

こどもみくじ100円

こどもみくじ100円

ちゃんとこどもみくじもありました。

で、3人の結果です。

成田山新勝寺参道

娘=大吉、私=吉、夫=人生初の凶(苦笑)。

凶が出て夫はだいぶ凹んでましたが、個人的にはちゃんとおみくじに「凶」が入っている神社、信用できると思うんですが、どうでしょう?

そんなわけで、大人もこどもも楽しい「成田散策」、おすすめですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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