うちの保育園でも、今週月曜日から0歳クラスを中心に、新入園児がたくさん入ってきました。

今年の東京23区と全国20の政令都市での認可保育所落選率は28.1%だったニュースがあったので(読売新聞)、狭き門を突破しての入園はおめでたいかぎりです。

だけど、朝会う赤ちゃんたちはまだまだ本当に小さくて「きっとお母さんたち、離れたくないだろうな」とついつい3年前の自分と重ね合わせています。ちなみにうちの子が入園したのは5カ月のころ。

「そんな小さいのにかわいそう」「3歳まではママのそばで」

そんな無神経&心ない言葉をかける人は、テキトーに流したり、反論したりできるし、してきたのですが(本当にそういうことをいう人がいることにびっくりした、しかもそこそこいる)、3年前なにより辛かったのは、やっぱり我が子と離れること。自分自身との葛藤がいちばんつらかったわけで・・・。

妊娠中は「産んだら、延長保育もあるし、夜までまた働けばいい」と簡単に考えていたけれど、生まれたとたん、0歳児でそんな生活は100%無理!と確信(近所にじじばばがいる、ベビーシッターを雇える、専業主夫、、、などすべての家庭ではありません)。

なによりも、離れたくないのは、赤ちゃんよりも私の方でした。

保育園落ちたら、それはそれでそばにいられるな、とか、半ば本気で考えていたくらい。

誰にもこんなこと言えないし、だけど吐き出さずにはいられなくて、柄にもなくネットの掲示板に書き込みをして、先輩ママたちからの励ましをいっぱいもらって奮い立たせて、慣らし保育に向かいました。

でも、いま思い返してみると、保育園にいれるなら「0歳」がいい!と心から思っています。強がりだと思う人は、ほっといてください(笑)。

そんなわけで、0歳で預けて、「本当にこんなにちっちゃいのに預けてよかった?」と慣らし保育中に泣きそうになってる人、預けてよかったことがこんなにいっぱいあるので、絶対後悔はしないでください〜!

・育児を相談できるプロの相手ができる

なによりこれは大きいです。毎日我が子の成長を見てくれて、相談に乗ってくれる。こんなに心強い相談相手はいません。区市町村の検診で保健師さんが相談に乗ってくれたりしますが、それは毎日我が子をみてる人じゃない。でも保育園の先生たちは、毎日我が子を見てくれていて、働くお母さんたちがどんな生活を送っているかも知っていて(ご自身が働くママやパパである先生も多い)、その上でサポートしてくれるので、本当に先生さまさまなのです。

・保育体制が手厚いから、1歳で預けるなら0歳の方がいい

0歳クラスは子ども3人に対して先生1人。これが1歳クラスになると6対1になります。つまり1歳児で入園させるよりも、単純に倍、先生たちが構ってくれるわけです。しかも0歳児は1日2回の検温、週1回の健康診断。ある程度の規模の保育園だと看護士さんがいますが、看護士さんは0歳児の担任といっても過言ではないくらい、細かく見てくれます。

1歳児もなんだかんだでまだまだ赤ちゃん。しかもママから離れるときに泣き喚くのは1歳児の方が多いんだそう。0歳はまだその分別がつかないから、意外に別れるときのストレスが親子ともども少なくて済みます。

なんだかんだで、この0歳のときに保育園と保護者との信頼関係がものすごーく深くできた気がします。

・離乳食を保育園と一緒にすすめられる

今考えると、とにかく大変だったなーと思う「離乳食」。いつ始める?いつから次の食材をあげる?とか、保育園と歩調を合わせられるから、無理なく、無駄なく進めることができました。もちろん「食べない」とかはザラですが(苦笑)、うちの子はとにかく食が細かったので、悩んでいるときに離乳食の本を貸してくれたり、本当に助けられました。

・おもちゃを無駄に買わなくていい

子どものおもちゃ選びって難しいですよね。年相応のもの、発育にいいもの、子どもが興味を示すもの・・・。買っていると際限がないし、乳児期のおもちゃなんて一瞬で使わなくなってしまいます。しかし、保育園にいけば月齢に合わせて、ちょうどいいおもちゃをちゃんと用意してくれているので、「おもちゃ選びで失敗した!」がぐーんと減ります。家のおもちゃの数も厳選されるのに、ちょうどいいおもちゃでたっぷり遊べるので、問題はなし。

・子どもの病気に詳しくなる

これはいいのか悪いのかわかりまりませんが(苦笑)、やっぱり0歳児はよく病気にかかります。そのなかで「鼻水が出たら中耳炎になりやすい」とか、兄弟がいなかったら知らないことも、知識として普通に蓄積していきます。定期的にいろんな病院に行くので、ある意味、子どもの健康は常に気にかけている状態。そうしないと仕事にも影響がでるので。

ただ、病気については0歳児は大きな病気に発展しやすいので、とにかく注意は必要です・・・。

・ママ同士の生活時間帯が似ているからママ友ができやすい

0歳児は預かってくれる時間が短いんです(うちの保育園は最長17時30分まで)。しかも0歳クラスのママたちは、1歳前に復帰しているので時短を取っている割合が高い。そのため、朝や帰りに顔をあわせることが多く、自然と仲良くなります。

働いていると新たにママ友って作れないし、最初の1年は本当に両立だけで吐きそうで休日に遊んだり・・・なんてありませんが、保育園の帰りにちょっと立ち話するだけでもリフレッシュ。しかも共有の話題は豊富なので、「ママ友なんていらない」と思っていた私が、ママ友っていいなーと心底思っています。しかもクラスの子たちも赤ちゃんから知っているから、0歳クラスから一緒だった子たちは、親戚のおばさんのような気持ちで成長をみれるのも◎。1歳児クラス以降で余裕が出てきたら、休日に遊ぶ機会も増えてきて、ますます楽しくなります!

と、こんな感じでしょうか?まだまだいっぱいある気はしますが、思いついたら書き足します。

とにかく、この春、年少さんに進級して「保育園に行ってなかったら、ここからスタート!?」と思うと、衝撃でした。お友だちもたくさんできて、先生のことも大好きで、我が子には保育園がもう生活の一部になっています。


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最後まで読んでいただきありがとうございました!フリーランスでライター&編集業を営んでおります。「旅」「食」「人」「子育て」「女性の働き方」など、ゆるーく楽しく、前向きに発信しております。もし記事を気に入っていただけましたら、他の記事もごらんいただけるとうれしいです。

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